第37回かながわ音楽コンクールのバイオリン部門本選が23日に催され、小・中・高校生が対象になる県知事賞(大賞)に若生麻理奈さん(14)=川崎市中原区=が選ばれ、中学生の部最優秀賞と併せて受賞した。
準大賞の神奈川新聞社社長賞には荻原緋奈乃さん(13)=東京都文京区=が選ばれ、両賞に次ぐ高い評価を受けた演奏者に贈られるヤマハ賞は中谷哲太朗さん(12)=横浜市栄区、かながわ県民共済賞は望月美杜さん(10)=同市瀬谷区=がそれぞれ受賞。
18歳以上が対象の一般の部第1位には杉山和駿さん(22)=同市磯子区=が輝いた。
同部門には185人がエントリーし、2度の予選を通過した31人が4年ぶりの本選会場となった県立音楽堂(同市西区)で課題曲や自由曲を披露した。
会場では手指消毒や検温、入場人数制限を設けるなど感染症対策を施した。
入賞者は神奈川フィルハーモニー管弦楽団と共演するトップコンサート(10月3日・県立音楽堂)などさまざまな記念コンサートへの出演が予定されている。
神奈川新聞社と同コンクール運営委員会の主催。県や横浜市、川崎市などの共催。
その他の入賞者は次の通り(敬称略)。