新型コロナウイルス感染症が、商店街にさまざまな影響を及ぼしている。コロナ禍に消費のありようが変化し、商店街での売り上げ動向も変わった。外出自粛により遠のいた客足が戻らないままの店舗も少なくない。これらに対応して生き残りを図ろうと、各商店街は新たな取り組みを模索している。
東戸塚商店会(横浜市戸塚区)では、地域飲食店のメニューを配達する独自サービスを始めた。コロナ禍による外出控えや外食自粛で打撃を受けた飲食店をデリバリーサービスによって支えようと、感染防止策を徹底した上で取り組みを進めている。
「東戸塚イーツ」と名付けたこのサービスは、新型コロナの影響が深刻化し始めた4月からスタート。前日に予約を受け、翌日配達していたが、10月からは利用者が使いやすいように注文後1時間から1時間半程度で配達できるようにして運用している。加盟店舗は現在4店舗で、店舗スタッフが配達をしている。
東戸塚イーツを取り仕切る同商店会の三根翔太さん(33)は「運営していく中で地域に需要があることが分かった。知名度を高め、加盟店舗も増えたらもっと定着するのではないか」と展望する。
工夫凝らしてイベント
コロナに負けない 横浜の商店街、生き残りにあの手この手
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東戸塚イーツの配達用バイク(東戸塚商店会提供) [写真番号:444635]
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各店舗で活気を取り戻している横浜橋通商店街=横浜市南区 [写真番号:444638]