小田原市の守屋輝彦市長らが「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)の寄付を受け取り、市公式ホームページ(HP)で謝意を表明していた問題で、元信者らの被害救済に取り組む全国霊感商法対策弁護士連絡会は27日までに、守屋市長と仲介した自民党の池田彩乃市議に対して「(2人の行動が)市民の被害を助長することにつながる」と教団との関係解消を求める申し入れ書を提出した。
市HPでの謝意掲載について市は取材に対し、「より慎重に対応すべきだった」とし、今後は旧統一教会とその関連団体からの寄付を受け付けない方針を示した。
守屋市長は昨年9月と今年5月に旧統一教会とその関連団体から計22万円の寄付を受け取り、市長コラムで「心から感謝申し上げます」と記載し、その後批判を浴びて削除した。