第26回参院選神奈川選挙区で公明党の三浦信祐氏が再選を果たした。前回得票から約8万票も減らし約54万7千票と苦戦したが、任期6年が得られる4位以内に滑り込んだ。県内投票所で実施した出口調査によると、公明支持層の同党候補への投票の徹底ぶりは他党をしのぎ命綱となっている。
出口調査によると、当日投票者に占める公明支持者の割合は6・1%。共産党(5・1%)とほぼ同規模で自民党(39・8%)、立憲民主党(12・1%)におよばない。期日前での割合は7・9%とやや高まるが、やはり立民(10・6%)などには届かない。
しかし、党支持者の公認候補への投票徹底率は公明党が他党と比べて最も高い。今回の当日投票分では88・2%、期日前は93・2%で、立民(当日75・1%、期日前75・7%)をどちらも10ポイント以上引き離した。
過去2回の選挙を見ても9割前後の徹底ぶりは変わらない。支持を固めて逃げ切る戦術は受け継がれているようだ。