県議選と3政令市議選の告示後初の週末となった1日、県内各地で舌戦を繰り広げる候補の訴えに、多くの有権者が真剣な表情で耳を傾けた。人口減少や少子高齢化、物価高を受けて停滞する地域経済など、山積する足元の課題への解決策はあるのか。街頭では「明るい未来を示してほしい」「安心できる社会にしてほしい」といった声が相次いだ。
「このままでは、ベッドタウンになってしまう」
JR川崎駅前で市議選候補の演説を聴いていた川崎市幸区の男性会社員(57)は、地元の発展を支えてきた製造業が減少する現状に危機感を募らせ、「企業誘致やベンチャー企業の支援を着実に進めてもらいたい」と注文を付けた。
将来に安心感持てる社会を
告示後初の週末 課題山積に有権者「明るい未来示して」
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立候補者の演説に耳を傾ける有権者ら=1日午後、JR川崎駅前(画像の一部を修整しています) [写真番号:1149894]
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県議選候補の街頭演説に耳を傾ける有権者=1日午前、小田原市(画像の一部を修整しています) [写真番号:1149895]