太平洋戦争開戦80年に合わせ、旧日本軍の中国に対する謀略にスポットを当てた企画展「参謀本部と登戸研究所による『対中国謀略』」が、明治大学平和教育登戸研究所資料館(川崎市多摩区)で開かれている。
旧登戸研究所は戦時中に秘密戦兵器開発や偽札づくりなどを担った。同大文学部教授で同館の山田朗館長(64)は「戦争になると『何でもあり』になってしまった実態を知ってほしい」と話す。
対中謀略と研究所の歴史
知られざる偽札工作と登戸研究所 資料で学ぶ太平洋戦争
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太平洋戦争期につくられた偽札などを紹介する山田館長=川崎市多摩区の明治大学平和教育登戸研究所資料館 [写真番号:925315]