中国西部のタクラマカン砂漠で昨年10月、3隻の軍艦をかたどった物体を人工衛星が捉えた。画像を解析した米海軍協会によると、米原子力空母や駆逐艦と酷似し、実物大だった。
一帯は射撃演習場で、模型の移動用とみられる線路も周囲に敷設されていた。米側は米艦艇を想定したミサイル訓練の標的とみなし、「中国軍は特に空母艦隊をターゲットにしている」と分析。中国は「空母キラー」と呼ぶ対艦ミサイルを開発し、配備を進めている。
存在感強める横須賀
差し迫る中国・ロシアの脅威 最前線の横須賀
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フィリピン海を航行するレーガン(手前)とリンカーン(奥)=6月(在日米海軍司令部のツイッターより) [写真番号:1109288]
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米海軍の原子力空母をかたどったとみられる標的の衛星画像(Maxar Technologies提供、ロイター=共同) [写真番号:1109289]