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泡消火薬剤、米軍厚木基地外に流出か 有害物質含有は不明

社会 | 神奈川新聞 | 2022年9月28日(水) 21:17

厚木基地

 在日米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)で飛行場の駐機場所に泡消火薬剤が放出された問題で、基地内を流れる蓼川に同薬剤が流出していたことが28日、分かった。神奈川県は下流域の基地外部に流出した可能性があるとしている。人体に有害な有機フッ素化合物「PFOS」「PFOA」が含まれているかや、流出量は不明。これまでのところ、健康被害などは確認されていないという。

 同日の県議会総務政策常任委員会で県が説明した。米側は24日夜、基地内の格納庫から飛行場の駐機場所に同薬剤が放出されたと防衛省に通報。原因について米側は、豪雨の影響によってシステムが誤作動した可能性が高いと説明し、外部への流出防止のために格納庫排水を閉鎖したほか、屋外排水が集まる調整池の閉鎖措置を講じたとしていた。

 ただ、28日に防衛省南関東防衛局から県に対し、調整池の排水溝を閉鎖する前に同薬剤を含む排水が蓼川に流出していたと連絡があった。県は水質調査の実施に向け、準備を進めている。

「重大な問題で遺憾」

 
 

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