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日立かながわ子どもサミット2021
人とのつながりがまちを育む

PR | 神奈川新聞 | 2022年3月22日(火) 00:00

 日立製作所と神奈川新聞社が共催する「日立かながわ子どもサミット2021」は、小学生が課題に向き合い、意見をまとめて発表する取り組みです。自治体や地域の企業、団体のご協力のもと2009年に始まり、12回目を迎えました。

 「地域活性」をテーマに、「安心して暮らせるように努力を続ける」企業や団体を3校の小学生が取材。解決策をわかりやすく報告しました。地域がより暮らしやすくなる提案が盛り込まれた熱意あふれる発表を紹介します。

 ※前回に引き続き、新型コロナウイルス感染症予防のため、取材、発表、講評とも動画のオンライン配信により行われました。

まちへの興味を高める工夫 横浜市立二俣川小学校

アンケートで集めた情報をもとにポスターなどを作成した二俣川小学校

 私たちがお話をうかがったのは、旭区役所、相模鉄道です。その取材で、“少子高齢化”が課題とわかりました。いま住んでいる人が長く住み続け、もっと多くの人に住んでもらうため、大人と子ども計183人にアンケートをとりました。その結果、二俣川の良い点は「自然が多い」「交通の便がいい」。良くしたい点は「ゴミが多い」「違法駐輪が多い」でした。私たちはこれらの解決方法としてポスターや動画で興味をもってもらおうと考えました。

 ゴミへの対策としては、まちでゴミ拾いをして内容を調べました。点字ブロック上に違法駐輪をされていたら、視覚障がい者が安全に歩けないので駐輪禁止のポスターをつくりました。また「住んでみたい」と思われるように、森林や駅の路線図を背景にまちの動画を撮りました。このCMを相鉄の車内で流し、ポスターを駅の改札近くに貼ってもらうのです。動画と内容は同じでも、ポスターは耳が不自由な人にもわかるのでいいと思いました。こうした取り組みで二俣川をもっと良いまちにしていきたいです。

安全に暮らせるまちづくり 横浜市立東戸塚小学校

グループ毎に様々な視点で提案する東戸塚小学校

 私たちが取材したのは、地域住民らで組織する「上矢部まちづくりの会」、上矢部小学校、横浜第二工業団地連合会、戸塚区役所です。そのお話をもとに、ガードレールやカーブミラー、道路標示、街灯や看板、公園の植物について長所と短所を調べていきました。

 ガードレールは強度が高く被害を抑えられますが、設置に時間とお金がかかり歩道が狭くなります。その代わりとして、復元力があって安いポストフレックスや太陽光を集め発光する柵がよいと思いました。懐中電灯の光を車のライトに見立てた実験からは、カーブミラーにライトが映るので、自転車に乗るときライトをつけると安全です。また階段を使って看板を見下ろす実験では、トラックの運転席の高さに看板があると見やすいこと、街灯はLEDのほうが白熱電球より明るく、電気代が安く長持ちすること、公園の植物でも切り株などでケガをすることなど、多くのことを学びました。私たち自身も安全に気をつけて、周りの人たちも安心して暮らせるようにしていきたいです。

まちの資源の新たな活用法 三浦市立三崎小学校

授業での経験をもとに三浦の魅力を紹介する三崎小学校

 私たちが取材したのは、三浦市役所、Webデザインなどを手がける地元企業の「オン・ザ・ハンモック」、京浜急行電鉄です。そのお話をもとに、まず三浦の魅力を挙げてみることにしました。「漁業が盛ん」「大根の生産量が日本一」「海や夕日がきれい」などたくさんありました。オン・ザ・ハンモックへの取材でわかったことは、三浦の農家さんと漁師さん、お店の人たちが協力して、「三浦のおいしいもの」を広めるためいろいろな活動をしていること。とくに興味をもったのは、野菜の栽培キットです。これはマグロを使った肥料とバジルなどの種がセットになったもの。私たちは、「おいしくて栄養も豊富なミニトマトやほうれんそう、大豆の種を追加しては」と提案しました。ミニトマトは、授業で育てた経験から甘くて成長も早くて重宝します。京急電鉄のオープントップバスについては、ガイドでクイズを出すという提案です。風景に合ったクイズならおもしろく、三浦の魅力も伝わると思ったからです。6人で構成するデザインチームでは車体にラップさせるデザインを練りました。それぞれ、海や魚、野菜や祭りなど三浦をイメージさせる絵柄を描いて発表しました。今回の取り組みで、三浦の魅力をたくさん知ることができて楽しかったです。

大賞は三崎小学校に決定

大賞を受賞した三崎小学校

 「日立かながわ子どもサミット2021」の大賞は、三浦の盛り上げをテーマに取り組んだ三崎小学校に決まりました。「栽培キットの品種を追加すれば、夏休みの課題にも波及するのでは」など、地元に住んでいる子どもたちならではの目線から考えられた提案は、とてもすばらしかったです。惜しくも大賞を逃した二俣川小学校は、まちの課題を抽出し、それに対応した進め方がよかったです。東戸塚小学校は、「安全に暮らせるまち」をテーマにさまざまな視点で着目していたのがよかったです。(総評:神奈川新聞社取締役 秋山理沙)

(制作:神奈川新聞社クロスメディア営業局)
(提供:株式会社日立製作所横浜支店)

 
 

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