25年ぶりのセ・リーグ制覇を目指す横浜DeNAベイスターズが春季キャンプを終えた。「横浜頂戦」を掲げるチームの状況を投打で振り返る。
2月25日、中日とのオープン戦初戦。「足」で奪った1点が、7戦目での対外試合初勝利を手繰り寄せた。
1-2で迎えた三回。4番ソトの逆転3ランが飛び出した直後だった。右前打で出塁した宮崎の代走は森。間一髪、二盗を決めてチャンスを広げると、戸柱の右前打で快足を飛ばして頭から本塁へ。試合のすう勢を決めたワンシーンだった。
対戦したのは2021年に奪三振と最優秀防御率のタイトル2冠に輝いた竜のエース柳。ペナントレースに突入すれば難敵相手に、チャンスはそうそうつかめない。
三浦監督はこの場面を振り返り「いい攻撃と言えばいい攻撃だが、森もスタートが決して良くなかった。もっともっと精度を上げていかないと」とハッパをかけ、森も「走塁はもっと突き詰めたい。トライ、トライという感じ」。「1番・遊撃」で初の開幕スタメンへ突っ走る21歳の武器が、新たなスパイスとなるのは間違いない。
欠ける「貪欲さ」 選手にげき
DeNA春季キャンプ総括 「新重量打線」鍵は走塁
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横浜DeNAの森 [写真番号:1143400]
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横浜DeNAの林 [写真番号:1143401]