横浜6―3慶応
甲子園経験者と新戦力がかみ合って頂点に上り詰めた横浜。夏に続く優勝は「1強時代」を予感させる強さがあった。
今大会で初めてリードを許す展開。流れを変える一打を放ったのは、夏のメンバー外だった1年井上だ。
主将緒方の適時打で1点差とした五回2死一、二塁。打席の井上に三塁ベンチの村田浩明監督(36)から「決断!」と声が飛ぶ。「打席で迷いがあったら絶対にいい打撃はできない」との意図を理解し、高めのストレートを振り切った。逆方向への勝ち越し二塁打に「夏の甲子園に立てなくて悔しかった。この大会に懸けて練習してきた」と胸を張った。
見据えるのは夏の神奈川大会V3と…
「横浜1強時代」予感 村田監督「松坂さんの時のような」
-
【慶応―横浜】5回表横浜2死一、二塁。井上が逆転の2点二塁打を放つ=サーティーフォー保土ケ谷(立石 祐志写す) [写真番号:1114431]