バスケットボール男子のBリーグ1部(B1)川崎ブレイブサンダースが運営するスポーツの新たな発信拠点、カワサキ文化会館(川崎市川崎区駅前本町)で23日、ポリエステル繊維から生まれた「土」を利用した野菜作りのイベントが催された。「農園長」に就いた加入4年目の熊谷尚也選手(31)とともに、種まきに参加した市内の小学生ら約20人は「収穫が楽しみ」と声を弾ませた。
野菜作りは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)達成を目指し、クラブが独自に取り組むプロジェクト「&ONE(アンドワン)」の一環。SDGsの勉強会に参加した熊谷選手の発案などがきっかけとなり、「&ONE FARM(ファーム)」と題して取り組みをスタートした。
土の代わりとして使うのは、本来は廃棄処分されるはずの衣類などのポリエステル繊維を再利用した柔らかな素材。熊谷選手と子どもらはJAセレサ川崎の職員から手ほどきを受けながら、カブやラディッシュ、コマツナの種をプランターに植え、栽培する屋上に移した後は水やりもした。
収穫野菜の行き先は
農園長はB1川崎選手 衣類から「土」 子どもら野菜作り
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記念撮影に納まる子どもたち。後方は熊谷選手=23日、川崎市川崎区 [写真番号:1113810]
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水やりをする子どもたち。右端は熊谷選手=23日、川崎市川崎区 [写真番号:1113813]
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バスケットボールに興じる熊谷選手と子どもたち=23日、川崎市川崎区 [写真番号:1113815]
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種を植える子どもたちと熊谷選手ら=23日、川崎市川崎区 [写真番号:1113816]
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子どもたちにあいさつする熊谷選手=23日、川崎市川崎区 [写真番号:1113817]