サッカーJ1湘南ベルマーレの関連企業「湘南メディアスタジアム」は、ベルマーレの新スタジアム建設計画を公表した。市総合公園(平塚市大原)にサッカーのみならず防災や健康増進の拠点としての機能も持たせたもので、建設費は少なくとも約140億円を見積もる。財政的な協力を要請する平塚市にはすでに提案済みで、夏ごろまでの検討可否の判断を求めている。
ベルマーレは現在、同公園内のレモンガススタジアム平塚を拠点としているが、客席を覆う屋根などがJ1の基準を満たしておらず、経営基盤となる入場料収入の面でも客席数の増加が課題となっている。
ベルマーレ側は昨年10月、同公園内に新スタジアムを新設する素案を市に提案したが、公園内の運動施設などの建ぺい率が都市公園法が定める基準を上回ることや、財源の見通しがないことなどから再考を求められていた。
屋根付き2万人収容、立地は2案
平塚の湘南ベルマーレ本拠地 新スタジアム建設計画を公表
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湘南ベルマーレの新スタジアムのイメージ図(湘南メディアスタジアム提供) [写真番号:1161260]
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スタジアム計画を紹介する佐藤社長=平塚市役所 [写真番号:1161261]
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平塚市総合公園南東隅に新設する案。現在は駐車場や野外ステージがある(湘南メディアスタジアム提供) [写真番号:1161262]